TEA's BIBLE

煎茶せんちゃSencha

日本で最も多く生産されている、最も身近なお茶です。摘んだ葉をすぐ蒸して発酵を止め、揉みながら乾かします。渋みと旨みのバランスが持ち味で、湯の温度で表情が大きく変わります。

針状に伸びた濃い緑の煎茶の茶葉と、白い湯呑に注がれた透明な淡い黄緑の水色Generated

淹れ方

茶葉
4〜6g(2人分)
湯量
120〜180ml
湯温
70〜80℃
時間
60秒
二煎目
熱め(80〜90℃)で10〜30秒
この時間をタイマーで計る

どう作るか

摘んだ葉を蒸して酸化酵素を止め、揉みながら乾かします。この「蒸す」工程が、日本茶を中国緑茶(釜で炒る)と分けています。普通蒸しは数十秒、深蒸しはその2倍以上というのが表示上の目安で、秒数そのものは設備や葉の状態で変わります。深く蒸すと葉の組織が細かく崩れるぶん水色が濃く出て、渋みは穏やかになります。急須の網目に詰まりやすいのも、このためです。

味わい

渋み(カテキン)と旨み(テアニン)が拮抗します。青葉を思わせる若い香りが立ち、後味に軽い渋みが残ります。低い湯で淹れれば旨みが前に、熱い湯なら渋みと香りが前に出ます。同じ茶葉で二つの顔を試せるのが、煎茶のおもしろさです。

主な産地

覚えておくと

二煎目は成分が速く出やすく、同じ時間で淹れると渋くなりやすいです。茶葉がすでに開いているためです。二煎目は湯を熱めにして、時間をぐっと短くするとうまくいきます。

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