TEA's BIBLE

かぶせ茶かぶせちゃKabusecha

摘採前の1週間ほど茶園に覆いをかけ、摘んだ葉を煎茶と同じ工程で仕上げたお茶です。玉露ほど長く遮光しないぶん、旨みは煎茶より強く、玉露ほどは濃くならない位置にあります。

濃い緑のかぶせ茶の茶葉と、白い湯呑に注がれたやや濃い黄緑の水色Generated

淹れ方

茶葉
5〜7g(2人分・やや多め)
湯量
60〜90ml
湯温
60〜70℃
時間
1分〜1分30秒
二煎目
少し熱めで30秒
この時間をタイマーで計る

どう作るか

日本茶業中央会の表示基準では、摘採前7日程度、藁や寒冷紗などの被覆資材で覆った茶園から摘んだ葉を、煎茶と同様に製造したものと定義されています。同じ基準で玉露は、一番茶の新芽が伸び出した頃からよしず棚などに20日程度覆い、ほぼ完全に日光を遮った茶園(覆下園)から摘むものとされています。遮光の長さと、棚を組むかどうかが、基準の上で両者を分けています。

味わい

テアニン由来の旨みがはっきり出ます。ただし玉露ほど濃くはならず、渋みも残るので、後味は煎茶に近く軽やかです。覆いをかけた茶に出る海苔のような香り(覆い香)も、玉露より穏やかです。

主な産地

覚えておくと

淹れ方の幅が広いのが特徴です。煎茶と同じ70〜80℃で淹れれば渋みを含んだ軽い一杯に、玉露寄りの60℃前後まで下げれば旨みの濃い一杯になります。同じ茶葉で湯温だけ変えて飲み比べると、温度で味がどれだけ動くかが分かります。覆いをかけた茶を試す入口としても選びやすいお茶です。

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