TEA's BIBLE
白い急須と湯呑に注がれた煎茶、木の茶托、小皿に盛られた茶葉

TEA's BIBLE 日本茶編

日本茶を、
知って味わう。

煎茶、玉露、抹茶、ほうじ茶。同じ茶葉でも、湯の温度が10度違えば別の飲みものになります。産地と品種を知り、淹れ方を変えて、毎日の一杯を確かめながら選ぶための場所です。

目的から選ぶ

やりたいことが決まっているなら、ここから入るのが近道です。

手元のお茶を、おいしく淹れたい

湯の温度と時間を変えるだけで、別の飲みものになります

淹れ方ガイド

どれを買えばいいか決めたい

7種の違いと、袋の裏の読み方から絞り込めます

合うお茶を選ぶ

違いがどこから来るのか知りたい

同じ品種でも、産地と季節で別の茶になります

産地

日本茶の基本7種

「日本茶」は緑茶の総称で、作り方の違いでこれだけ表情が変わります。まずはこの7つを押さえると、店頭の棚がだいたい読めるようになります。

煎茶せんちゃ

日本で最も多く生産されている、最も身近なお茶です。摘んだ葉をすぐ蒸して発酵を止め、揉みながら乾かします。渋みと旨みのバランスが持ち味で、湯の温度で表情が大きく変わります。

湯温
70–80°C
時間
60秒

かぶせ茶かぶせちゃ

摘採前の1週間ほど茶園に覆いをかけ、摘んだ葉を煎茶と同じ工程で仕上げたお茶です。玉露ほど長く遮光しないぶん、旨みは煎茶より強く、玉露ほどは濃くならない位置にあります。

湯温
60–70°C
時間
1分30秒

玉露ぎょくろ

収穫前の約20日間、覆いをかけて日光を遮って育てます。日陰で育つと葉は渋み成分を作りにくく、旨み成分を蓄えます。低い湯でゆっくり淹れて、とろりとした甘みを引き出します。

湯温
50–60°C
時間
2分

抹茶まっちゃ

玉露と同じく覆いをかけて育てた葉を、揉まずに乾かして碾茶(てんちゃ)にし、石臼で挽いた粉末です。茶葉を漉さずまるごと飲むので、味も色も濃く出ます。

湯温
70–80°C
時間
点てる

ほうじ茶ほうじちゃ

煎茶や番茶を強い火で焙じたお茶です。加熱で渋み成分が変化し、香ばしさが前に出ます。一般にカフェインは少なめで、食後や夜にも合わせやすいお茶です(製品による差はあります)。

湯温
95–100°C
時間
30秒

玄米茶げんまいちゃ

煎茶や番茶に、炒った米を合わせたお茶です。茶葉の量が減るぶん軽く、香ばしい米の香りが加わります。熱い湯でさっと淹れて、香りが立つうちに飲みます。

湯温
95–100°C
時間
30秒

番茶ばんちゃ

一番茶を摘んだあとの葉や、大きく育った葉・茎を使います。渋みも旨みも穏やかで、後味がさっぱりしています。地域ごとに作り方が違い、同じ名前でも味が大きく異なります。

湯温
95–100°C
時間
30秒

同じ煎茶でも、産地と品種で味は変わります。

産地を見る品種を見る

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ここまでに出てこなかったページです。気になるものからどうぞ。

湯の温度で味が変わる

日本茶の味を左右する成分は、湯の温度によって出やすさが違います。そのため同じ茶葉でも、湯の温度を変えるだけで別の飲みものになります。

  • 低い湯

    50–60℃

    旨みのもとになるアミノ酸(テアニン)は、低い温度でも溶け出します。渋みのもとになるカテキンは出にくいままです。玉露をぬるく淹れるのは、このためです。

  • 中くらいの湯

    70–80℃

    旨みを残しつつ、渋みも少し引き出します。煎茶のバランスが最もよく出る温度帯です。抹茶を点てるのも、このあたりです。

  • 熱い湯

    95–100℃

    カテキンが一気に溶け、香りも強く立ちます。ほうじ茶・玄米茶・番茶のように、香ばしさで飲ませるお茶に向きます。

湯冷ましがなければ、湯呑に移すごとに5〜10℃下がります。急須→湯呑→急須と移せば、沸騰した湯でも玉露の温度帯まで落ちます。

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