TEA's BIBLE

淹れる

急須がなくても

このサイトの淹れ方ガイドは急須が前提ですが、持っていない方のほうが多いはずです。買う前に試せる方法を並べました。道具を増やさずに始められます。

ティーバッグ

要るものカップとティーバッグ

袋に書かれた時間を守るのが基本です。長く浸けるほど濃くなると思われがちですが、日本茶では濃さより先に渋みが増えます。時間で調整せず、味を濃くしたいならバッグを2つ使ってください。

上下に振ったり、スプーンで押しつぶしたりしないでください。細かい粉が出て濁り、雑味が出ます。静かに数回だけ上下させれば十分です。

引き上げたあとのバッグをカップに残さないでください。残した湯の中で抽出が進み、飲み終わる頃には渋くなります。

気をつける点
煎茶のティーバッグでも、湯を少し冷ましてから注ぐと渋みが穏やかになります。ほうじ茶や玄米茶なら熱湯のままで構いません。

マグと茶こし

要るものマグと、茶こしかフィルター

急須が無くても、マグと茶こしで茶葉の茶は淹れられます。マグに茶葉を直接入れ、湯を注ぎ、時間が来たら茶こしで別のカップに漉すだけです。時間は茶種の目安どおりで、煎茶なら70〜80℃で60秒、ほうじ茶や玄米茶なら熱湯で30秒です。

深蒸し煎茶は粉が細かく、目の細かい茶こしだと詰まります。始めるなら普通蒸しの煎茶か、ほうじ茶・玄米茶のほうが扱いやすくなります。

茶葉は2人分で4〜6gが目安です。ティースプーンに山盛り2杯ほどにあたります。

気をつける点
この方法の弱点は、注ぎ切れないことです。マグに湯が残ると抽出が進むので、飲む分だけ淹れるか、最後まで漉し切ってください。

水筒とペットボトル

要るもの冷水ポットか水筒

水出しなら、湯を沸かさずに淹れられます。ポットに茶葉10gと水1Lを入れ、冷蔵庫で3〜6時間おくだけです。低温では渋みのもとになる成分が溶け出しにくいので、長く置いても苦渋味が出にくくなります。

作った日のうちに飲み切り、茶葉は必ず取り出してください。入れたままにすると、飲みきる頃には渋くなります。

カフェインは減りますが、ゼロにはなりません。低温では溶け出しにくいだけで、時間をかければ出てきます。

気をつける点
水筒に茶葉かティーバッグを入れて持ち歩く場合も同じで、時間が経つほど濃くなります。長時間なら途中でバッグを取り出してください。

粉末茶

要るものカップだけ

湯や水に入れて混ぜるだけで飲める粉末茶があります。漉す手間も、茶殻の始末も要りません。回転寿司の湯呑に置いてあるものと同じ系統です。粉を砕いたものなので、完全に溶けきるインスタント茶とは違い、置くと沈みます。

粉末緑茶は煎茶などを細かく粉砕したもので、抹茶とは別物です。抹茶は覆いをかけて育てた葉を揉まずに乾かした碾茶を挽いたもので、原料も栽培も違います。値段が大きく違うのはこのためです。

気をつける点
茶葉を漉さずにまるごと摂るので、湯に溶け出しにくい成分も一緒に飲むことになります。手軽さの代わりに、香りの立ち方は茶葉に淹れたものに及びません。

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